ダイアモンド企業と呼ばれるための指標③ 短期的な支払能力を見る「当座比率」の目安とは?

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「当座比率」とは?

「当座比率」の計算式は、

当座比率=当座資産÷流動負債×100

で、100%以上が目指すべき指標です。

「当座比率」は、流動資産のうち現金・預金、受取手形、売掛金などの換金性の高い当座資産(流動資産から棚卸資産やその他の流動資産を除いたもの)で、流動負債(一年以内に返済する借金)に対する支払い能力の度合いを示すものです。

要するに、すぐに「お金返して!」と言われた時に、どれだけ緊急対応出来るか(現金や素早く現金化出来る資産を持っているか)が分かる指標です。

「当座比率」の重要ポイント

この指標を維持するためのチェックポイントとして

・短期の支払予定額を把握する
・支払資金の残高と支払予定額とのバランスを意識する
・売掛金の回収管理をしっかりする
・過剰在庫に気を付ける
・本業に関係ないものに投資しない

のような視点が重要です。

資金繰りに追われ、中小企業経営者が力を入れるべき売上アップや顧客開拓、人材育成、新商品開発などがおろそかになってしまっては事業の成長に黄色信号がともってしまいますね。

「お金の教訓」を知り、経営に活かそう!

最後に、当社の来客用スペースに置かれている「スイス銀行家の教え」(本田健著 大和書房)を参考にした「お金の教訓」をご紹介します。

1.お金の流れがないところでは、どんな商売をやっても成功することはない
(魚のいないところで釣りをしても魚は取れない)

2.自分の器(能力)以上の投資や事業をしてはならない
(小魚は大海では生きられない)

3.気が充実し情熱的(エネルギッシュ)でなければ人やお金は寄り付かない
(人やお金は熱に引き寄せられる)

4.お金の流れを自分発で創れ
(お金が流れ込んでくるのを待っていてはお金を創ることはできない)

5.人を喜ばせないと人もお金も寄り付かない
(お金は喜ばせてくれる人に引き寄せられる)

6.運の良い人と付き合え
(運の良い人のところにお金は住みつく)

7.今こそ良い種を蒔け
(蒔かぬ種は生えぬ)

8.ムダ金を使うな
(節約を志し必要かつ価値あるところに使うべし)

9.先に貯蓄額を決めて収入以上に支出をしてはならない
(入るを量りて、出ずるを制す)

10.我欲は身の破滅、愛と奉仕に生きよ
(お金は強引に取る人や貪欲な人を拒むが、最もよく奉仕する人に最も多く報いられる)

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